『ダチョウはなぜ金儲けが苦手なのか?―「お金タイプ」でわかるマネー術』

本書はあまり知られていないが、とてもおもしろい本。ただ読むだけでも十分におもしろい。なぜ売れていないのかは、何となく想像がつくが、とにかく読まれていないのはもったいない。

本書がいいと思われるのは、タイプ別に分かれているところ。「貯蓄術」が一通りではなくて6通りあるというのは、理にかなっていると思う。比較的無神経にお金を使う人もいれば、お金を使うことにそもそも不安を感じる人もいる。両者は、異なる理由でお金を失ったり、儲けられなかったりするだろうから、貯蓄術もそれぞれ用意されているべきだと思うからだ。