2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『新規事業がうまくいかない理由』

『頭のいい人が儲からない理由』の著者が、テーマを「企業内起業」に絞り込み、その心得とノウハウを解説。いうまでもなく「企業内起業」すなわち企業内で「新規事業」として起業を目指すチームに属するメンバー、あるいはそのチームのリーダー、さらにはそ…

『戦わない経営』

『「心の翼」の見つけ方』の著者による最初の著作。左ページにメッセージ、右ページにその解説、という構成。そのとっつきやすさとは裏腹に、その行間には著者ならではの経験に裏打ちされた教訓が込められている。メッセージのいくつかは著者が経営する会社…

『これだっ!という「目標」を見つける本』

はっきり言ってヘビー(438ページ)。とはいえ、中盤以降から終盤まで続く本書の支柱を成すストーリーはなかなか読ませる内容なので(身につまされることが少なからずあった)思ったよりもストレスなく読める。前半の理論部分が読みづらければ先ずこのストー…

『病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める』

我々の未来を決めるのは遺伝ではなく習慣である、という点が響いた。すなわち、その場で何かを実現できる能力よりも長期間にわたって自分を一定方向に航行させられる習慣力(あるいは自己管理力)の方がサバイバルには役に立つ。本書は表層にとらわれず深く…

『サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践』

『あなたにも5000万円貯まる信じられない「仕組み」』などで主張されている、国内・海外株式と国内・海外債券の4つに分けて投資するスタンスや、国際分散投資の考え方を否定する。代わりに著者が勧めるのは外貨。年代別に株と外貨をどのような配分にすればい…

『日記の魔力』

日記を習慣にしたいと思っている人が最初に読むべき一冊。読んでいるだけで日記を書きたくてうずうずしてくるはず。著者はパソコンを使って日記を書いており、デジタル日記ならではのノウハウが満載。・“日記家”のための座右の書 ・思考や行動の“跡”をつけて…

『千円札は拾うな』

著者のスタンスは一見すると非常識に思えるが、その非常識こそが常識を打ち破る唯一の方法であることを実感させてくれる一冊。紹介されているさまざまな「非常識」事例にとらわれることなく、著者のスタンスに学びたい。抵抗を感じるとしたら、それはあなた…

『28歳からのぶっつけ留学成功法』

年齢や目的別にきわめて具体的かつ実践的なアドバイスが並ぶ。留学周辺に漂う「TOEIC」「MBA」「年収UP」といった表層的なイメージをぶち壊し、改めて「留学とは何であるのか?」を再定義する。» 「楽」に生きるための3つのステップ〜平川理恵さんとランチオ…

『やる気ハックス』

やる気が消耗したときの「回復の呪文集」として、自分に合った「ハック」を必要に応じて唱えるといい。個人的には32ページから38ページまでの「名言集」がぐっと来た。» 書評『やる気ハックス』 » 自分を変える「小さな習慣」をつくるための3つのポイント や…

『わたしたち消費』

自社商品あるいは自分が関心を持っている商品を思い浮かべながら読むと、立ち上がってくるものがある。 わたしたち消費―カーニヴァル化する社会の巨大ビジネス (幻冬舎新書 す 1-1)幻冬舎発売日:2007-11おすすめ度:amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy)

『コンサル成功物語』

ネイト(著者の愛称)の交渉力には唸らされる。さらさらーっといともたやすいことのように書かれていて、スティーブン・セガールの「細い眼」を彷彿とさせるのだけど、対する悪党は「涙目」。 コンサル成功物語インデックス・コミュニケーションズ発売日:20…

『沈黙のクレーマー』

これは必読! およそ人にサービスを提供している仕事に携わっているなら読んでおいて損はない。というより、読んでみると、知らず知らずのうちに損をしていたことに気づかされるかも。» リピーターになってもらうための7つのチェックポイント 沈黙のクレー…

『謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦』

この「二人」にはもっと語ってもらわなくてはいけない、「二人仕事術」を。謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦ミシマ社発売日:2008-03-14おすすめ度:amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy)

『Made in Japan』

ソニー創業者の一人である盛田昭夫氏の自伝。もちろん、もう1人の創業者である井深大氏も登場するが、あくまでも盛田氏視点で戦中から戦後、そして高度成長期から冷戦後の現代までの起業家人生を追体験できる。ベンチャーの分類でいえば、元祖「起業家」(≠…

『理科系の作文技術』

タイトルに「理科系の」とあるが、文科系でも体育会系でも、およそ文章に困っている人、あるいはいっそう磨きをかけたいと思っている人であれば、読んでおいて損はない。» わかりやすい文章を書くための7つのチェックポイント » 今週のレビュー:今週のレビ…

『TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究』

日々時間に追われている人全員が読むべき、やる気と自信と勇気が湧いてくる一冊。他に読んでいる本があれば、それはいったん中断して、まずはこの本に時間を集中投下したい。この内容で2000円でお釣りが来るのは異常。「本当は、私たちは皆10点満点なのだ。…

『3000人のユダヤ人にYESと言わせた技術』

学校では教えてくれない交渉術。76カ国での交渉経験という偉大さも最初は小さな第一歩から始まっている。マークさんの飾らない筆致がその「第一歩」を身近なものに感じさせてくれる。 » 交渉で相手にYESと言わせるための9つのポイント 3000人のユダヤ人にYE…

『自分をグローバル化する仕事術』

レバレッジシリーズの本田直之さんプロデュース第4弾。編集担当は『レバレッジ人脈術』や『面接の達人』(中谷彰宏さん)などのベストセラーを担当されているT編集長。「コミュニケーション」を第1章に持ってくるあたりに編集のセンスが光る。そのつもりが…

『フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術』

今まで2つほど速読講座を受けてきたけどいずれも挫折。同じように挫折を重ねてきた著者が試行錯誤の末に確立したメソッドは、これまでの講座にはない地に足のついた堅牢さがある。» あなたの読書は売上重視? それとも利益重視? フォーカス・リーディング …

『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』

文章で身を立てていこうとするなら、読んでおいて損のない一冊。ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法 (PHP文庫)PHP研究所発売日:2004-07おすすめ度:amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy)

『英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法』

TOEIC向けの英語勉強法。勉強を継続するための時間術にまで言及している点が類書と一線を画す。参考書の使い方からスケジュールのつくり方まで著者の体験に基づいた実践的なアドバイスてんこ盛り。» 6ヶ月でTOEICのスコアを500点から900点に引き上げる勉強法…

『結局「仕組み」を作った人が勝っている』

メタに読まないと読むのに費やした時間がムダになる。 結局「仕組み」を作った人が勝っている (Kobunsha Paperbacks Business 7)光文社発売日:2007-07おすすめ度:amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy)

『ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力』

セミナーや講演はもちろん、少人数の会議やプレゼンテーションにも役に立つノウハウも解説されているため、人と話すことを通して成果を上げたい人にとっては必読の一冊。 ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力日本実業出版社…

『この「社則」、効果あり。』

どうしたらメンバーが生き生きと楽しく仕事に取り組めるかを日夜考え続けた結果得られた、ルールを核としたチームマネジメントが学べる一冊。» 今週のレビュー:続ける仕組みをチームに組み込む » チーム内に「面白ルール」を導入することで得られる5つのメ…

『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』

著者は本田直之さんのパーソナルトレーナー。日々、できるビジネスパーソンと接触する中で形成された人を見る目は、語られているフィットネスメソッド以上にものをいう。 » 『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』、その答えは「仕組み」の先に 仕事がで…

『デッドライン仕事術』

デッドラインを設定して何が何でも死守する、というスタンスはフィットネスにも通じる。限界まで追い込むからこそ、仕事力が“超回復”すると考えれば、合点がいく。 デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)祥伝社発売日:2007-12-15おすすめ度:amazon.co.jpで詳…

『「心の翼」の見つけ方』

ストーリーと本文のバランスが秀逸すぎる。» あなたを新しくする『「心の翼」の見つけ方』 » 自己制限を取り払うための8つの問い 「心の翼」の見つけ方フォレスト出版発売日:2008-06-06おすすめ度:amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy)

『自分をグローバル化する仕事術』

レバレッジシリーズの本田直之さんプロデュース第4弾。編集担当は『レバレッジ人脈術』や『面接の達人』(中谷彰宏さん)などのベストセラーを担当されているT編集長。「コミュニケーション」を第1章に持ってくるあたりに編集のセンスが光る。そのつもりが…

『ライフハックス心理学』

問題を抱えている状態で読むとものすごく染みこむ一冊。普段は目に入っても目に留まることはない頭痛薬が、きしむような痛みに苦しんでいる時には何も増して貴重なものに感じられるように、やらなければならないことを目の前にしながらいっこうにそれに手を…

『読むだけでプレゼンがうまくなる本 ~プレゼンはつかみだー!』

タイトルに偽りなしの「つかみ」抜群な一冊。プレゼンにまつわる様々な考え方やテクニックが紹介されているが、それらが活きるのはあくまでも最初の「つかみ」がうまく行った場合の話。「つかみ」でコケてしまえば、いくらテクニックをたくさん知っていても…