★★★★☆
本書はあまり知られていないが、とてもおもしろい本。ただ読むだけでも十分におもしろい。なぜ売れていないのかは、何となく想像がつくが、とにかく読まれていないのはもったいない。本書がいいと思われるのは、タイプ別に分かれているところ。「貯蓄術」が…
視力が1.5の人と0.1の人とでは見える世界にはどんな違いがあるだろうか。コンタクトレンズを常用されている方であれば、その落差は馴染みあるものかも知れないが、そうでない人にとっては、見える世界だけが常識となる。日頃から“良いもの”にふれる習慣をぜ…
「友だちといて楽しいのは、みな一人一人の自分を持っているからです。恋人が、かけがえのない人だと思うのは、その人にしかないすばらしい輝きがあるからです」ということで、「孤独力」の可能性と必要性を説く。一人でできることは限られている、一方で「…
実際の英文の中で、「英語についての知識」を活用するうえでは、とてもいいワークブック。私自身、受験生時代、基本的には本書の知識だけで、英語学科に潜り込むことができた。本書は30前後の「小記事」があるが、特に初めの方は簡単なので、一日一パートな…
「ツール」というくくりでまとめているのはうまい。「うちでもできそう!」と思わせる。あとは、実際にやってみるかどうか。どんな本でもそうだけど、この「ラストワンマイル」をどう処理するかが腕の見せ所。逆に言えば、そこまでの部分はフリースタイルでO…
実際の英文の中で、「英語についての知識」を活用するうえで、本書はとてもいいワークブックといえる。私自身、受験生時代に基本的には本書の知識だけで、英語学科に潜り込むことができた。本書には30前後の「小記事」があるが、特に初めの方は簡単なので、…
「短期間で読めるようになる」という目標を設定した時に役に立つ二冊。ごく基本的なことのみが書かれている。できれば、三日で読み終えてしまいたいところ。読むのが速い人なら一日でも読み終えられるだろう。ただし、本書は「覚える」ものではなく考え方を…
本書に関しては、とても残念なことがひとつある。それは、全く魅力的に見えない本だということ。しかし、見かけの地味な印象に比べ、仕事からミクシィへ「つまずいて」しまったり、ぎりぎりになるまで仕事に手がつけられなかったり、意味不明なギャンブルに…
「DVDがCDよりも大きなパッケージなのはなぜ?」 「控えめな人の方が魅力的に見えるのはなぜ?」といった「日常の疑問」に対して、「経済学の視点から」答えるという体裁の本。本書が面白いのは、まずその問い。「そういえば、変か…」ということを再確認でき…
前回の池谷さんの本と、基本的には同じ意味合いの本。読んでみた興味も同じ。ただし、こちらの茂木さんの本の方が、学生時代が詳しく書かれている。どちらも脳科学者の「勉強本」で、どちらも「脳をいかに活かすか」というテーマであることは同じなのだが、…
以前少し流行した本の「応用編」。ただし、「自分の話ばかりする困った人」への対処法ではなく「人となりの見抜き方」を解説した一冊。そういう意味で、誤解を招くタイトルなのだが、読めば誤解の余地はない。ただし、若干盛り込みすぎと、整理不十分なため…
面倒くさいからサラっと読んだ。面倒くさいから今後1ヶ月間はこの本に書かれていること以外はやらずに過ごしてみる。自分が知らず知らずのうちにいかに面倒くさいことを繰り返してきたかがわかるかもしれない。 面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則…
中盤の、世界で活躍している経営者の経歴紹介は読み応えがある。それぞれに思い思いのやり方でありながらも、仕事にのめり込むと周りが見えなくなる点だけは共通していて面白い。もちろん、誇張している部分もあるのだろうが、こちらにもあるようにこうした…
仕事のできる人には2種類に分けられる。1つは営業やプレゼンといった人に何かを伝えることで成果を上げる人。もう1つは論理力や計算力を駆使して成果を上げる人。本書では、前者を文系アタマ、後者を理系アタマと名付け、どちらかというと文系アタマな読者の…
「心理学って、なんの役にも立たないんじゃない?」とお思いの方にぜひ、読んで欲しい一冊。本書を読むと、心理学はすでに、あなたの懐からお金を取っていくのに、役立てられてしまっているということがよく分かる。この手の話に使われているのはもちろん、統…
本書は単なるハック本とは言い難く、むしろ「統計の勘所」をまとめている一冊。「統計の基本と世界を測るテクニック」という副題が、ピッタリくる。本書は「統計で人を煙に巻くテクニック」でもなければ「統計のウソから身を守る」ためのものでもない。本書…
冒頭で、トムが、怖いおばさんに言いつけられた壁のペンキ塗りを、友達に押しつけてしまうというエピソードがある。トムはペンキ塗りをやりたくない。そこでトリックを考える。それは楽しそうにペンキ塗りをやること。そこへ友達が通りかかり、トムがあまり…
本書では、少なくともビジネス書の潮流からすれば、「時代に逆行」した主張がなされている。フォト・リーディングをはじめ速読・多読がこれほど求められている中で、「スロー・リーディング」。賛否はあるだろうし、本書を読めば反発心も起こってくるに違い…
対談本。さすがに茂木健一郎さんが対談していくだけあってと言うか、そうそうたるメンバーばかり。なかでも、『生物と無生物のあいだ』で有名な福岡伸一さんとの対談が面白い。結局のところ科学の世界でも面白いことを言ったりしている人には「けものみち派…
この本のきわめて優れている点は、脳の構造と機能について、部分的にではなく全体論的に論じていて、しかもなかなか説得力を持っているところ。仕事を飽きずにうまく回らせるには、脳内のトップダウン・プロセスとボトムアップ・プロセスがなめらかに融合し…
本書はある意味で、なかなか人気の出ない本かもしれまない。構成、面白さ、信頼性。これらを考えるとブレイクしそうな本なのだが、「夢のない本」に見える可能性が高い。だが、経営学には「合理性と効率を突き詰めればこうすべき」という答えを出さなければ…
本書はダイエットだけでなく、自分の行動のなかの「負の要素」をコントロールしたいと望むすべての方が、読むべき一冊。ただ、ダイエットには興味がないという方は、第1章と第2章はとばし読みでもOK。第3章の内容を特に、ダイエット以外にも応用できないかど…
オビの文句は、 またまた仕事を抱え込んで、ああ今夜も眠れない。人に頼みたいけど、頼めない――そんなアナタの必読書!かつて自分が即OKした依頼のことや、ほとんど即お断りした依頼について、思い出すところがあり、なるほどと思った。状況という点も見逃…
エンジニアが何気なく実践していることを一般人にもわかりやすく伝えたうえで、さらにその伝える術そのものも伝えてくれる。伝えることに特化したフレームワーク集といえる。薄くなってもいいから、フレームワークをもっとたくさん紹介したほうが良かったか…
独特と間合いで「鼻につく」スレスレの線を保ちつつ“武勇伝”をとうとうと語る。自らの仕事にプライドを持っている(あるいは持ちたい)志ある人にはビンビン響く。ただし、言うまでもなく注意すべきは書かれていることをそのまま真似ても意味がない、という…
若干バタくさいものの、フッと力を抜くきっかけが得られる。具体的な「ちょっとしたコツ」を期待していると肩すかしを食らうが、即効性はないものの、ちょっとしたことで人は変われるという真理に改めて気づかせてもらえる。 人生改造宣言―成功するためのセ…
2年前に買って読んだものの、最近になって改めて読み返した。部屋が散らかっていると、仕事のやる気も下がりがち。カフェや図書館などで仕事がはかどるのは、そこがスッキリしている空間だから。だったら、部屋をスッキリさせた方が早い、というわけで、わか…
「質問会議」のベースである「アクションラーニング」というメソッドは、GE、モトローラ、ボーイング、IBMといった企業で導入されており、日本では「質問会議」という名前でトヨタ自動車、NEC、富士ゼロックスなどの企業で管理職研修に取り入れられ…
ベストセラー『投資信託にだまされるな!』の著者による、さらに一歩踏み込んだ実践編。銀行口座を目的ごとに4つに分けることで、“確実に資産を増やす”方法を解説。時間のないビジネスパーソンに向けて、お金の流れを「しくみ化」することによって、手間と時…
『頭のいい人が儲からない理由』の著者が、テーマを「企業内起業」に絞り込み、その心得とノウハウを解説。いうまでもなく「企業内起業」すなわち企業内で「新規事業」として起業を目指すチームに属するメンバー、あるいはそのチームのリーダー、さらにはそ…