『数字を見るとおなかが痛くなる社長のための決算書の読み方』

『世界一わかりやすい会計の本』に続く待望の第2弾。前作は一般向けに会計のイロハを解説したが、本作は主に著者のクライアントである中小企業経営者に向けて、会計に親しんでもらうことに主眼が置かれている。特に、一般の会計本では光が当てられることのない「家業」(=社長の財布と会社の財布が一体化しているような企業)において起こりがちな“不慮”の粉飾や脱税の手法と、それを見抜く方法の解説は、現役の税理士の面目躍如といったところ。「あー、確かにそういうことやっちゃうよなー」と一家業主の自分としては耳の痛い記述も。すでに家業主(=フリーランス)になっている人も、これから「いっちょ独立するか」と考えている人も、読んでおいて損のない一冊。

» 会計の視点で仕事を見直す1冊&セミナー案内 


数字を見るとおなかが痛くなる社長のための決算書の読み方
アスカ・エフ・プロダクツ
発売日:2008-09-16
おすすめ度:4.5