『マニャーナの法則』

2年前に出た本ながら、1年前に読んで強く感銘を受け、その後シゴタノ!で繰り返し取り上げてきた一冊。本書のテーマは一言でいえば時間管理術。類書多き熱い分野にあって、人の「ぐうたら」な側面に注目し、「今日発生した仕事は明日でいいよ(=スペイン語でマニャーナ)」という独特のゆるさが本書の立ち位置を際立たせている。ほかにも、「クローズリスト」や「Will Doリスト」、そして重要な仕事は毎朝一番に少しずつ手がける「ファーストタスク」など、著者の時間管理思想に立脚した様々な具体的かつ実践的なメソッドが紹介されているのも魅力。読むだけで気分が良くなるのは類書と同じだが、実践のしやすさも兼ね備えている点で一歩リード。

マニャーナの法則 明日できることを今日やるな
青木 高夫(翻訳)
発売日:2007-04-05
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 生活習慣がすっかり改善されました!
おすすめ度5 やるリストばかりたまってうまくいってないときの新しい発想!
おすすめ度5 タイムマネジメントに挫折した人に
おすすめ度5 タイトルが分かりにくいのが難点。
おすすめ度5 まったく新しい時間管理法