『Mind Hacks―実験で知る脳と心のシステム』

池谷裕二さんが、「これを書かれて悔しい。自分が書きたかった」という意味のことをオビに書かれていたが、全く同感。ものを書く立場の人間として、切り口の重要性を見る度に思い知らされる一冊。

同時に読み手としては、ためになるし面白い。王道ながら、やはり外せない要素はこれ。ネタとしてもよく使わせていただいた。純粋に、試してみたハックスもあった。その他の所は面白く読ませていただいた。

「脳と心」は今後も多くの人の好奇の的となるだろうが、人々が知りたいのはやはり、実験に基づく特性だと思う。今後もこのような本が出ることを願ってやまない。自分もそうした本を書かなければ、とも思う。


Mind Hacks―実験で知る脳と心のシステム
Tom Stafford(原著)Matt Webb(原著)夏目 大(翻訳)
発売日:2005-12
おすすめ度:4.5