『ビジュアル英文解釈』
実際の英文の中で、「英語についての知識」を活用するうえでは、とてもいいワークブック。私自身、受験生時代、基本的には本書の知識だけで、英語学科に潜り込むことができた。
本書は30前後の「小記事」があるが、特に初めの方は簡単なので、一日一パートなら余裕で読み切ることができるだろう。解説も恐ろしく丁寧なので、一人で悩まずにすむはず。
もう一冊、同Part2。
Part1と比べて、こちらに収録されている英文は、そう簡単なものではない。英書を読んでも、これよりも易しい英文で書かれた「名作」はざらにある。ちなみに受験でテストされる英文は、アメリカの大学院生が読む心理学書よりも、さらに難解な英語で書かれているものが少なくない。
この段階まで来れば、英文を読めるかどうかは、知識の問題というよりも気持ちの問題であったり、あるいは体力の問題ということになってくる。日本語でも、長時間根を詰めて読むのは疲れるのと同じ。
また、いわゆる「語彙」、ボキャブラリーの問題があるが、今は電子辞書があるので、「読む」ことが目的であれば、語彙問題で本格的に悩むことはないだろう。パソコン上なら、マウスカーソルを当てるだけで、訳語を表示してくれるソフトもある。
『小飼弾の 「仕組み」進化論』
『20世紀少年』
映画化されて現在3部作のうちの2作目が公開中だが、うかつにも読み始めてしまい、大変なことに・・・。でも、それを補って余りあるリターンが得られる(はず)。具体的には、企画力と編集力。そして、至福の時間。
物語の最後で「?」と思ったことがあったのだが、ネットで検索したら真相が解明されており(仮説レベルだが)、物語を深く味わううえで役に立った。ただし、全巻読んだうえで目を通した方がいっそう楽しめることは言うまでもない。
『6時に帰る チーム術』
「ツール」というくくりでまとめているのはうまい。「うちでもできそう!」と思わせる。あとは、実際にやってみるかどうか。どんな本でもそうだけど、この「ラストワンマイル」をどう処理するかが腕の見せ所。逆に言えば、そこまでの部分はフリースタイルでOK。
不景気の今、ヤル気にさせてくれる良書
是非、会社でも取り入れて欲しい
手遅れにならないうちに、経営者の方はもっと真剣に考えたほうが良いのでしょうね
リーダーシップの嚆矢
『エア新書―発想力と企画力が身につく“爆笑脳トレ”』
読むというより、読み解くという感じ。読者にはそれなりの引き出しが求められる。さもないと、さっぱり引っかかってこない。
思いつきを企画へ
ばかにして、ごめんなさい!
かの“分類王”の余人に代えがたき渾身の仕事ぶりを見よ
「テメエは編集者としてゼロなんだよ!」と罵倒されて凹んでいる編集者必見。
『奇跡の仕事術』
読んだのは1996年2月。学生生活も残すところ1ヶ月少々というタイミング。当時の日記には「まさに今求めていた内容の本!!! プロジェクト管理、予定管理、時間管理などの各種ノウハウ。やはりこういう本はデータベース入力するのでなく、コンセプトを理解したらすぐ実行すべき」と書かれており、本を読んで初めて行動を起こすことを促された一冊。
『マニャーナの法則』
2年前に出た本ながら、1年前に読んで強く感銘を受け、その後シゴタノ!で繰り返し取り上げてきた一冊。本書のテーマは一言でいえば時間管理術。類書多き熱い分野にあって、人の「ぐうたら」な側面に注目し、「今日発生した仕事は明日でいいよ(=スペイン語でマニャーナ)」という独特のゆるさが本書の立ち位置を際立たせている。ほかにも、「クローズリスト」や「Will Doリスト」、そして重要な仕事は毎朝一番に少しずつ手がける「ファーストタスク」など、著者の時間管理思想に立脚した様々な具体的かつ実践的なメソッドが紹介されているのも魅力。読むだけで気分が良くなるのは類書と同じだが、実践のしやすさも兼ね備えている点で一歩リード。